高雄からリゾート島「小琉球」へ(3)
「美人洞」 民宿から近かった美人洞へ着きました。ここは港から時計逆回りで車を走らせると最初に着く観光地。海ガメが寄ってきて産卵する場所でもあります。住民は何回も海ガメを見かけているそうですよ。さて、名前の由来ですが、昔船に乗って漁に出た男たちが戻ってくるのを、女たちがここで待ったそうで、遠目から見ると皆美人に見えたそうな。唯一地下水が出たという溜め池「麗池」の跡もあります。階段を上っていくごとに違った角度からきれいな海が見えるポイントがあります。*美人洞の入場は有料です
高雄からリゾート島「小琉球」へ(2)
「民宿」 この日は屏東県大鵬湾を回ってから島へ来たため、民宿に着いたのは16時半。「南国海岸」という如何にも太陽がいっぱいを思わせる民宿。この民宿では、マイアミやカイロなど誰もが知っている国や地名が部屋の名前になっています。島の民宿だからきっとシャンプーやリンス、タオルもなくてと、だからちゃんと持っていったのですが、リンスは確かに普通のホテルでもないのでなかったですが、それ以外はホテルと全く遜色ないアメニティがそろっています。バスタオル、歯ブラシ歯磨き、シャワーキャップ、シャンプー、ボディソープ、ドライヤ ...
高雄からリゾート島「小琉球」へ(1)
今回初めての小琉球。すごく遠いところだと思っていたので、とっても簡単に着けたことに驚き、台湾新幹線(高鉄)に1時間半乗って、高雄の左営駅で降りました。ここから小琉球の船に乗る東港までは、タクシーなら約30~40分で、400元ぐらい。バスは左營駅ロビーの3番或いは2番出口を出て1Fへ降ります。1番公車から、「墾丁快線」に乗って、「大鵬湾」下車。約45分。ここで、東琉線に乗り換え、3つ目のバス停=終点「東港碼頭」下車。約10分。東港の港から、民営の船は1日に8便(東港からは7:00~17:00、小琉球からは7 ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (8)
開元港を北側に進み、セブンイレブンの前にも屋台がでています。工芸品などのお土産もここ で探すことができます。その中の屋台で売られている新鮮なトビウオの卵入り腸詰めは、プチプチした食感が楽しめるここだけのグルメ。ぜひ味わってみてください!お土産にはトビウオを、と思われる方も多いと思いますが、一夜干しなどは要冷蔵のものが多く、日持ちしないことも。乾燥して加工されたトビウオの「飛魚乾」は、1ヶ月ほど日持ちし ます。甘く、ソフトな食感でおつまみにピッタリ。このほか、ご飯にかける田麩(でんぶ)など もあります。「蘭 ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (7)
漁業を生業とするタオ族の人々にとってトビウオは重要なタンパク源です。トビウオ祭りが行われる2月末から10月まではトビウオのシーズンで、この時期にもタブーがあります。この時期、女性は船に触ってはいけないことになっています。また、収穫量がよくないと連想させるため、漁に出る男性に「トビウオを捕りに行くんですか」と聞いてはいけないことになっています。タオ族の人々は伝統的な風習が終わった後になってはじめて他の人に告げるためです。伝統の木船「チヌリクラン」は、漁労用の船です。釘などを使わず木の板を組み合わせて作られる ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (6)
民宿ではいろいろなアクティビティを行っていて有料で参加できます。夜の生態観察はガイドさんの後についてバイクで移動し、自然の中に入っていくアクティビティ。蘭嶼コノハズクや カタゾウムシなどが観察できます。夜に咲くゴバンノアシの花は、朝に散ってしまうという花。実が四角形で碁盤の脚に似ている ことからつけられた名前です。墓地の近くに多く、陰湿な環境でよく育つので、タオ族の人々にとって不吉な木とされています。木の枝や花などを民宿に持ち込んだり、船に置いたりしな いようにしましょう。蘭嶼内の動植物は台東県政府の規定 ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (5)
島内には、椰油部落、漁人部落、紅頭部落、野銀部落、朗島部落、東清部落の6つの部落があります。島内をバイクで一周してみましょう。島の南西にある青青草原は、珊瑚礁の大地が盛り上がってできた草原でとても美しい絵のような風景が広がっています。海を眺めながら広大な草原の中で、虫の声や草や木の葉の擦れ合う音などを聞くことができて、とても癒 されるスポットです!夕日を鑑賞するスポットとしても知られています。原住民文化を理解するなら「蘭恩文物館(蘭恩文化園区)」がおススメ。入場料100元がかかりますが、資料や文物が展示さ ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (4)
「天空の鳥居」から見渡す神々しい絶景!」 ダイナミックな自然の中をお散歩!「後壁湖」埠頭には乗船の30分ほど前に船が入ってきますが「本当にここから乗るの?」と思うような何もない縁の所に船付けされます。船が入って来る前に列に並んでから乗り込みましょう。上はビジネスシートになっていて快適ですが、特に料金に差がないので、船に乗った ら上の席へ行ってみてください。途中デッキに出ると、周りは海だけで、島も何も見えず、少々不安になりますが、2時間半で 美しい島が見えてきます!民宿を予約すると船着場の開元港まで民宿の方 ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (3)
台東から飛行機でアクセスする方法もありますが、19人乗りの小さな飛行機で、予約できないことが多いため、船を利用する人が多いです。船は台東「富岡」埠頭と墾丁「後壁湖」埠頭か ら出ています。高雄駅から「後壁湖」埠頭までは乗り合いタクシー(片道350元)でアクセス できますが、事前に予約が必要です。「後壁湖」埠頭から蘭嶼までは約2時間の船旅です。 (「後壁湖」埠頭からの船は3月~10月頃までの運航です。) 乗船にはパスポート(台湾在住の外国人は居留証)が必要なことがあるので、携帯してください。「後壁湖」埠頭、そ ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (2)
「名物 トビウオ料理も!船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」」 住んでいるのは原住民タオ(ヤミ)族がほとんどで、昔の伝統を守って暮らしています。現在 もトビウオ(飛魚)祭りなどの伝統的なお祭りが行われ、昔ながらの地下に造られた家に住んでいるなど、本土とは異なる文化、風習を守っているので、文化風習を尊重し、マナーを守って旅行しましょう。原住民タオ族の人々は許可なく写真を撮られるのを嫌うため、人や民家や船などの写真を撮るときは先に一言「請問可以拍照嗎?」と聞くか、書いた紙を見せて許可を得るようにしましょう。 &n ...
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (1)
台東県の東南、台湾の最南端に位置する「蘭嶼(らんしょ)ランスー」は海底噴火によりできた火山島です。島の周りはサンゴ礁に囲まれていて、黒潮の通り道でもあることから魚が集まってくるため、ダイビングでも人気の島です。2018年に東京国際映画祭に出品された映画「海だけが 知っている」の舞台でもあります。タオ族の言葉で「Ponso no Tao(人の島)」と呼ばれている「蘭嶼(らんしょ)ランスー」の面積 は、約45平方キロメートル。熱帯雨林気候に属し、平均気温は26度で、雨が多く多湿です。3 月~10月までが観光客 ...
台湾 台東 緑島に渡る(20)
「緑島における電動スクーターについて」 「朝日温泉」が湧く台東県の離島「緑島」は面積約15㎢。台東県道90号線「緑島環島公路」はその名の通り緑島の縁が周回している環状道路であり、一周は18.247kmですので、スクーターがあれば容易に一周できますし、体力に自信があれば自転車でも周回可能です。バイク利用の場合は(たとえ中文翻訳を所持していたとしても)125ccの二輪が運転できる免許がないと一般的なスクーターやバイクは運転できませんが、法整備が不完全であるためか、バッテリーで動く電動スクーターならなぜか免許不 ...
台湾 台東 緑島に渡る(19)
「南寮へ戻る」 「朝日温泉」で入浴しながら、洋上にあがる満月を仰ぎ見たのですが、離島という土地柄、飲食店は夜の早い時間に閉まってしいます、「環島公路」を約30分で北上し当記事冒頭で紹介した島の中心である南寮へ戻ります。最大の集落であっても、商店街は案の定しんと静まり返っていました。飲食店はまだ何軒か開いています。せっかく海の幸に恵まれた島にやって来たのですから、魚介専門の食堂へ入ってみます。 台湾名物魯肉飯のマグロバージョン(一般的な魯肉飯は豚肉ですが、その代わりにマグロを使ったもの)、三杯魚(揚げた魚を ...
台湾 台東 緑島に渡る(18)
「環島公路へ戻る」 柚子湖から坂を登って「環島公路」へ戻り、再び時計回りの方向へ進んでゆくとこんもり盛り上がった地形が海へ突き出ており、その尾根上に歩道が整備されていたので、その歩道を辿ってみることにしました。綺麗な弧線を描く入江は海参坪と称し、この海参坪付近の海に浮かぶ大きな岩はパグ犬や眠れる美女に例えられているのだそうですが、どれが犬でどれが美女なのか。ここでその譬え表現に異論を挟むことはやめておきます。尾根道のどん詰まりには、東屋が建つ見晴らしの良い展望台(観景亭)になっており、島の東海岸を一望する ...
台湾 台東 緑島に渡る(17)
「島の東海岸」 「緑島人権文化園区」エリアを抜け、坂道を登って島の東海岸へと向かいます。東側の海岸を臨む丘の上を走っていると、突如として赤い楼門が現れました。門には「観音洞」と記されています。ということは、観音様が祀られている鍾乳洞なのでしょうか。門を潜って通路を進んでゆくと、予想通り鍾乳洞へ入る階段が奥へと続いています。階段を下った先には、(のっぺらぼう)の石筍と思しきものが屹立しており、そこには「観音菩薩聖尊」という看板が立てられていました。このツルンとした石筍が御本尊です。天然の鍾乳洞とはいえ、中華 ...