筆者は、ラゴス空港からでしたが、まず手荷物検査場でとんだ災難に出会います。手荷物とポケットに入っているものだけはありません。台秤みたいな上に全財産を乗せろと指示されます。お財布の中身もすべてです。それをチェックするような仕草をした係官は、終わったのでいくらチップを出すかと耳打ちしてきました。やむなく１０ナイラ（ナイジェリア通貨）渡して、イミグレーションへと進んだのですが、出国スタンプ受領後に事務所へつれて行かれ、１５０ドル程度しか持っていない筆者に、お前は多額のお金を持ち出そうとしている、これはルール違反だと係官が詰め寄りますが、ボーディングが差し迫っており、止む無く１５０ドルをすべて渡してフランス行きの飛行機へ飛び乗りました。実はお財布は、二つから三つに少量の紙幣を入れており、現金はマネークリップ、カードはカードケースと分けて使用しています。今回は１５０ドルの大きい損害でしたが、ナイジェリアを出国できたことは幸せでした。ヨーロッパでもジプシーが多い地区では、古くなった財布を何度か犠牲しました。それだけ日本に比べて治安はよくないことを肝に命じるべきですね。お財布・カード・パスポート・搭乗券、この４つもアイテムを失わなければ、旅先で制限されず行動できます、制限されずとは、ホテルでパスポートの再発行、カードの利用停止、搭乗券もリコンファームにかかる時間を使用しないですむという事です。
