日本人には、理解できない。時間の考え方ですね。フィリピンに来て真っ先に体感するのが「フィリピンタイム」。これは時間どおりに物事が進まないというフィリピンの特徴を示しています。
- パーティの始まる時間に行ってみたら日本人しか来ていない
- 10時に来ると言っていた業者が30分過ぎても連絡がない
- こういうことは日常茶飯事です。
連絡が来たと思ったら「on my way(今、むかっているよ!)」というのもお約束。フィリピンでは30分程度の遅刻は当たり前、というおおらかな文化があります。ただし、大事な商談や飛行機の時間など絶対に遅れてはいけないことは把握している様子。「そういうものなんだ」、と理解して私もゆったり待つようになりました。常夏なのに寒さに震えるオフィスやショッピングモール。常夏のフィリピンですが、屋内ではエアコンがとにかく強く寒いです。オフィスやショッピングモールは寒いほど強くエアコンが効いているので、長時間過ごす場合は羽織ものや足元を温める装備が必須。フィリピン人に聞くと、寒いくらいのエアコンはステータスのひとつなのだとか。電気代が高い国なので、エアコンを自由に使うことは贅沢のひとつなのですね。
では、話は変わりますが、筆者にとって重要なトイレ事情を紹介します。トイレの使いかたに注意が必要です。フィリピンのトイレは場所によって特徴があります。
- 日本並みにきれいな洋式トイレ(高級ホテルや空港など)
- 清潔だけれど紙がないトイレ(ローカルエリアのショッピングモールなど)
- 紙と便座がないトイレ(公共施設・ローカルエリアの会社や学校など)
- 水を手桶ですくって流す手動水洗トイレ(地方の観光地など)
- すべてのトイレに共通するのは紙を流せないということ。配管につまる恐れがあるので、使った紙は備え付けのゴミ箱に捨てるようにします。
日本並みにきれいな洋式トイレ
高級ホテルはもちろん、最近はマニラ・セブの国際空港や大型のショッピングモールなどでトイレの改装が進み、日本人が安心して使えるところが増えてきました。
清潔だけれど紙がないトイレ
ショッピングモールやレストランなどでは、比較的きれいなトイレでも紙がないことがあります。その場合は、ポケットティッシュがトイレの入口の自動販売機で売られているか、手動ウォッシュレットが付いています。手動ウォッシュレットとは、タンクの横についているレバー付きのホースのこと。勢いが強いため、使用後の便座がびしょ濡れということもあります。用を足したあとの用途以外に便座を拭くための紙が必要になることがあるので、トイレットペーパーやポケットティッシュ・ウェットティッシュの持参をおすすめします。
紙と便座がないトイレ
ローカルのフィリピン人が暮らすエリアの会社やレストランなどは便座がないところが多いです。どうするのかというと、空気椅子状態で腰を浮かして用を足すか、和式トイレのように足をかけて使用するようです。
水を手桶ですくって流す手動水洗トイレ
水を手桶ですくって流すタイプのトイレは、地方の観光地などでよく見かけます。あらかじめ大きなバケツに水が貯めてあることもありますし、手を洗う水道にその都度水を貯めて使うこともあります。水圧が弱いので思ったように流れない恐れがあります。