スターフルーツ。 中国語では「楊桃/yang tao)。南国フルーツのなかでは、比較的、よく知られています。スターフルーツを星型に切るのは、間違いではないですが、見た目を重視しています。スターフルーツは、皮ごといただくのでよく洗います。そして、上下の星形の先端部分を切り落とします。この部分は、苦みなどがあり美味しくありません。
スターフルーツは、カタバミ科ゴレンシ属の常緑の樹です。10m以上に成長する。幹や枝から濃いピンク色の小さな花をつけた後、薄いグリーンの果実がぶら下がる形で実り、熟した果実は黄色になります。原産国は東南アジア。現在では中国、台湾、ブラジル、ハワイ、アメリカのフロリダなどで栽培されています。日本でも沖縄、宮崎、鹿児島などの温暖な地域で栽培が行われています。スターフルーツは柑橘系の果物で、果実の大きさは大きいものでも15cmほど。ジューシーで甘味は強すぎず、ほどよい酸味がある。香りにも味にもクセがなく料理に使いやすい。皮は薄く、むかずに食べられる。サックっとした梨のような、心地よい食感を楽しめるフルーツです。スターフルーツはビタミンCを多く含むフルーツです。また血液の循環に役立つといわれている成分、カリウムの含有量が非常に高く、食物繊維の一種であるペクチンも含まれており、見た目の可愛らしさだけではなく栄養豊富なフルーツといえます。
スターフルーツを美味しく食べる基本の切り方は、実は輪切りにした星形にカットするより、縦にカットした方が食べやすく、皮は薄く、そのまま食べられるが、星の角部分は固いため、ピーラーなどで落とす。中央部分を残すようにスティック状に縦にカットする。料理のトッピングに星形にスライスして使う場合も、角の部分は落としておくと食べやすくなる。熟す前の青味のある果実は甘味が少なく、サラダやピクルス、シロップ漬けに。熟したものはジャムやジュース、ケーキの具材にもおすすめです。