香港の塩焗鶏
中国語で「東江菜」(トンジアンツァイ Dōngjiāng cài、客家語 ドゥンゴンツォイ)です。広東省の東江流域の恵州や、上流の梅州周辺の料理を指しています。これらの地域は香港、台湾、東南アジアに移住した客家の出身地であり、もっとも広く知られた客家料理の系統といえます。東江料理だけを客家料理と誤解する場合も多く、広東省内の料理ということで八大菜系では広東料理の一流派と扱われていますが、基本的にトウガラシは飾り程度にしか使わないのが一般的です。主な料理梅乾扣肉(客家語 モイゴンキウギュッ) - 豚肉と漬け菜の蒸し物。三枚肉を茹で、醤油と砂糖を塗った後、軽く焼いて8mm程度にスライスし、干したセリホン(zh)の漬け物である「梅乾菜(「黴乾菜」の当て字)」を水で戻して醤油と砂糖をまぶし、鍋で共に蒸した料理です。