贛南料理
中国語で「贛南菜」(ガンナンツァイ Gànnán cài、客家語 カムナムツォイ)。江西省南部の郷土料理で、贛州市の料理が著名である。もともと味が濃い客家料理に江西料理や湖南料理の辛い味付けが加わって、より濃厚になっている。このため江西料理の一種と扱われることもある。広東省北部や湖南省の客家の料理も、味付けの点でこの系統に含めることができる。
主な料理贛州小炒魚 - 酸っぱく辛い味付けの草魚などの揚げ煮。
三杯鶏、三杯子鶏 - 醤油、甘酒、ラードで煮る鶏。
魚餅 - 草魚などの薩摩揚げ風。
魚餃 - 草魚などを棒で叩いて薄く伸ばし、肉を包んだゆで餃子。
菜餃子 - 漬け菜を米の粉で作った皮で包んだ餃子。
全寿鶏 - 贛州の鶏とシイタケの煮物。
流浪鶏 - ゆで鶏の内臓ソースがけ。
信豊鶏 - 信豊県の蒸し鶏の内臓あんかけ。
炒東坡 - 大腸と酸っぱい漬け物の炒め物。
醋果子 - 米のとぎ汁を発酵させて作る酸味の強い液に浸けて作る酸っぱい漬け物。
雲片 - 白玉粉と食紅で、紅白または緑と白のうず模様にした揚げ餅。