客家料理ってどんな料理
客家料理とは、「客家人」と呼ばれる、もともとは中国大陸の華北地方に起源を持つ人々が、台湾も含めたアジア各地に移住した後も、伝統的に作ってきた料理のことを指します。
アジア各地の客家の人々は、生活の場を転々としてきた民族の歴史から、保存のきく漬けものや乾物などを用いた料理を多く生み出しました。
台湾の客家料理では、他の地域の客家料理とは少し異なり、乾物など保存食以外にも、生の海産物や肉もよく用いていますが、これは台湾が海に囲まれて鮮度の良い食材に恵まれているため、と言われています。その他、パイナップルを入れるなど、台湾客家料理は独自の発展を遂げました。
客家料理は味付けが全体的に濃く、塩味も強めなものが多いのが特徴です。
風味付けにトウガラシやショウガなどを使い、台湾の醤油や酒で強く濃く香り付けします。また、こってりと脂っこいのも特徴です。
その一方、スープなどはあっさりと出汁を利かせたものも多く、そのコントラストがまた味の魅力となっています。