「北海坑道」で開催される「青の涙鑑賞ボートツアー」
もし不運にも「青の涙」を海で見ることができなかったら、南竿島南部にある戦時遺構「北海坑道」で行われる「青の涙観賞ボートツアー」がおすすめ。かつて遊撃戦用の船舶を停泊させていた全長640mの地下トンネルは、現在一般公開されています。引き潮の夕方頃までは坑道内の遊歩道を散策できますが(日によって干潮時間が異なるため注意)、潮が満ちる夕方以降は坑道内の水路をボートで移動し、ボートの上から「青の涙」を観賞することができます。ボート乗り場のライトを消すと、そこは一寸先も見えない漆黒の闇。乗客はおもちゃのような小さなオールを手渡され、ボートの上から水面を叩くように促されます。すると水面を漂う夜光虫が驚いて青く発光するのです。青の光が飛び散るさまはまさに神秘的。写真撮影はできませんのでご注意ください。ツアーはおおむね20分程度。料金は大人300元で、毎日18時から30分おきに1日3回程度実施されています。ただし、事前予約制のため、中国語に不安がある場合は宿の方にお願いすると良いでしょう。空きがあれば当日も可能です。
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