漁業を生業とするタオ族の人々にとってトビウオは重要なタンパク源です。トビウオ祭りが行われる2月末から10月まではトビウオのシーズンで、この時期にもタブーがあります。この時期、女性は船に触ってはいけないことになっています。また、収穫量がよくないと連想させるため、漁に出る男性に「トビウオを捕りに行くんですか」と聞いてはいけないことになっています。タオ族の人々は伝統的な風習が終わった後になってはじめて他の人に告げるためです。伝統の木船「チヌリクラン」は、漁労用の船です。釘などを使わず木の板を組み合わせて作られる「寄せ板造り」で、波や船の目などの模様は昔は自然の塗料を使っていたので海に入ると模様が消えてしまうそうです。現在はペンキで色が落ちないようになっています。赤、白、黒のインパクトのあるとても美しい船です。この模様はタオ族の建築や祭祀用具にも 描かれています。トビウオは1年中食べられますが、2月~6月頃までがトビウオ漁のシーズンで、7月~9月頃には漁が終了します。新鮮なトビウオは、一匹まるまる揚げたものをレストランでいただくことができます。しっかり塩などで味がついているものと別に自分でつけて食べるものがあります。淡白な白身でとてもおいしいです!
東清部落にある島唯一の夜市で売られている特産のタロイモの揚げ物。オーダーすると揚げてもらえるのであつあつをいただけます。本土のタロイモと違ってあまり粘りがないので、食べやすいです。サツマイモの揚げ物に梅の粉をかけてもらうのもおススメ!おやつにピッタリです。
船で行く台湾最南端の離島「蘭嶼」 (7)