寒い冬から夏へと季節が変わり、緑豊かな大地に変わり変わってきます。そうだ”オー牧場はみどり”はチェコスロバキア民謡と紹介されていますので、スロバキアの方々に聞いてみましたが誰も知りませんでした(笑)。以前は、ソ連が決めたチェコスロバキア(チェコとスロバキア二国をソ連が無理やりに一つにしました。)となっていましたが、ペレストロイカ後のビロード革命でスロバキアとして独立しています。スロバキアは農業国、お隣のチェコは工業国です。スロバキアは、食用油を輸出していますので知らないうちに口にしているのかもしれません。スロバキアには街自体が世界遺産となったりしている歴史ある国です。その中、筆者の好きなトレンチェン州にあるトランチェン城。ここには、領土を守るために使用した槍・盾・剣など当時そのままに展示されており、拷問に使用された道具も展示されていました。確か嘆きの処女があったと思います。今なお中世の姿そのままに維持されている街並みを楽しめます。
アフリカと関係が深いヨーロッパは、14世紀ペスト(黒死病)がアフリカから持ち込まれた蔓延し、スロバキアも例外ではありませんでした、多くの人たちがペスト病よって亡くなり、その悲しみと死者への供養の為、街中には彫刻された供養塔を目にします。この時までのヨーロッパは下水・汚水処理が遅れていましたが、ペスト流行を契機に下水道施設の充実へと繋がったのでは思います。ローマの旧市街は、上下水が整っており例外です。余談ですが、映画「ローマの休日」で「真実口」が紹介されていますが、現地の観光案内にはローマ時代の下水の蓋だと説明が書かれていました。話は戻しますが、スロバキアは春先には、菜の花が畑一面に咲き、緑濃くした森、晴れ上がった青いそらとのコントラストは、一見の価値があります。通りにはオリーブに掲げ(新酒が出来た際に蔵元の玄関につるす日本の杉玉みたいなものです。)ワインが成熟を伝えています。試飲させてくれますし肉団子(ダンプリン)もつまみで出してくれます、白ワインが多く、赤ワインはあまり見かけません。オーナーが説明しながら、大きなスポイドで次々にグラスへ入れてくれます。ワイン・ボトル一本分は飲まされますので、要注意です(酔っぱてしまいます。)