フィリピン・ルソン島北部の南シナ海に面するビガン歴史地区は、16世紀後半にスペインに征服され植民地として発展した港町。商業、貿易の交易拠点として栄えた街は、フィリピンや中国の建築様式にスペインやラテンアメリカなどの影響を受けた建物が建ち並び、美しい風景を作り出しています。第2次世界大戦でフィリピンの古い街並みの多くが戦火に巻き込まれ消失した中で、唯一生き残ったビガン歴史地区を訪ねてみます。ルソン島北部の街ビガン(Vigan)は、フィリピンの首都マニラから北へ約400キロメートル、またはのルソン島北西端にあ ...