「鉄堡」 台湾馬祖列島の歴史遺産は「鉄堡」。中国に一番近い基地として、海に突き出た岩礁に築かれた「鉄堡」(鉄のトーチカ)は、中国からの軍の侵入を防ぐために、地下の石室、坑道、砲口、トイレなど、兵士が常駐するための設備が完備された防御施設として使われていました。現在は柵や通路が整備され、無料で開放されているので、海に浮かぶ要塞として重要視されていた当時の名残を見学できるようになっています。岩場にも海を泳いできた兵士が上陸できないようにとガラスが埋め込まれているなど、当時の緊迫した様子を知ることができます。