<霧社事件> 日本統治時代、旧日本軍と台湾原住民(先住民)セデック族が戦いを繰り広げた中部・南投県のマヘボ古戦場が、「霧社事件・マヘボ古戦場―文字高地及び運材古道」として台湾の「史跡」に登録された。 霧社事件は1930(昭和5)年10月27日に発生した抗日蜂起。同地に居住するセデック族が日本人による統治を不満として抗議活動を起こし、マヘボ社の頭目モーナ・ルダオが6つの集落の有志約300人を統率して日本人を襲撃、殺害した。日本側は軍や警察を動員して鎮圧に乗り出し、11月5日までに反抗勢力の拠点を俯瞰できる一 ...