日本の調査に残る原住民族の習慣・風俗
日本は、その植民地統治を行なっていた時代、原住民族の習慣・風俗の調査を丁寧に行なっていました。それらの報告書の一部をアジ歴でも見ることができます。もちろん、明治28年(1895年)に領有した台湾に関しても様々な調査を行いました。それらは統治を円滑に行なうためになされたものもありますが、高度な学術的成果も含まれています。そして、その中にある台湾原住民族に関する調査報告書は、現在の文化復興の動きの中でも、古い習慣を記録した資料として重宝されていますので、その一部をご紹介します。